気温が高く暑い日が続くと水辺が恋しくなりませんか?
泳げなくてもいいから水に浸かりたい。水を楽しみたい。できれば無料で…!
そこで浜名湖沿いから山間地まで、浜松市内で暑い夏に水が楽しめる・水と戯れることができる無料スポット5ヶ所を、私の体験を交えてご紹介。
普段は有料施設ですが、夏季だけ入場無料(駐車場は有料)のスポットも。電車や路線バスでは行きにくいところもありますが、それぞれ駐車場は完備です。
はままつフラワーパークの特設広場「こども水遊び広場」

浜松市郊外・舘山寺にある「はままつフラワーパーク」では2025年7月11日(金)から8月31日(日)まで、気軽に水遊びができる「こども水遊び広場」が登場。
場所は正面ゲートから入ってすぐのウエルカムガーデンです。
普段のウエルカムガーデンは季節に応じた花々が配置され、来園者をはままつフラワーパークの世界に惹き込む特設コーナーで、2018年の5月には水辺に咲くハナショウブが再現されていました。
ここに「気軽に水遊びができるように」と深さ約20センチの大きなプールが登場したのです。あわせて涼し気なスプリングクラーも。
はままつフラワーパークは毎年、7月・8月の2ヶ月間は入園無料なので、タオルや着替えを持って、出掛けてみませんか?
こども水遊び広場の利用時間は開園時間から16:00まで。雨天中止です。
はままつフラワーパーク公式サイト内・こども水遊び広場(外部リンク)
浜名湖ガーデンパークの水遊び広場

浜松市郊外・村櫛町にある「浜名湖ガーデンパーク」では、毎年7月から9月半ばまで水遊び広場が登場。2025年の利用期間は7月1日(火)から9月15日(月・祝)までです。
場所はガーデンクルーズ乗り場の近くなので、北側駐車場から入る方が近いです。
私は甥っ子たちが小学生の頃までは、水遊び目的で毎夏のように利用していました。ただ水に浸かるだけではなく、水柱が出るのが良いんですよね♪
また、水遊び広場は毎朝、運転時間(利用時間)前にはスタッフが清掃しているので、安心して利用できるのも嬉しいポイントです。
広場に脱衣所はないので、水着や濡れてもよい服装でどうぞ。
その他の注意事項は公式サイト内にある「管理センターからのお願い」をお読みくださいね。
浜名湖ガーデンパーク公式サイト内・水遊び広場(外部リンク)
なお、水遊び広場の利用時間は9:30~16:00までです。

ネモフィラやコスモスなど季節の花々で彩られ来園者の目を楽しませてくれる展望塔近くの「花ひろば」には、毎年7月下旬に夏の花・ひまわりで作った迷路が登場します。
水遊び広場で遊んだ後でもよし、遊ぶ前でもよし。もちろん写真撮影も。
ひまわり畑の迷路も楽しんじゃいましょう!
※2025年はひまわり畑の迷路は8月4日まで(8月5日から秋の花・コスモスの準備でひまわりを抜き取ります)
馬込川みずべの公園

浜松市内を流れる馬込川沿いにある馬込川上島緑地は「馬込川みずべの公園」とも呼ばれ、夏ともなれば水遊びを楽しむ親子連れでいっぱい!
公園内を流れているのは人工の小川ですが、浜松市公園管理課の職員さんによると、「ここから1キロほど北西にある『有玉大谷緑地』から湧出している水を引いている」そう。


小川の長さは300メートルあまりで、公園内南側で馬込川に注いでいます。
流れる水はさすが湧き水、キラキラ光り透き通っていてとてもキレイ。

涼を求めてやってきた私は、もちろん足を浸けてみました。というか、小川に入ったら、そのまま十数メール先まで歩いて水を楽しみました。
水深は大人のくるぶしくらいなのでそれほど深くはありませんが、川床に敷かれた大小の石をしっかりと踏みしめて歩かないと滑りそうなのでお気をつけくださいね。

小川には橋がいくつか架けられているため、反対側へ渡ったり下をくぐったりする子どもの姿も。
橋はどれも大人だとくぐれない高さなので、これは子どもだけの特権!

南北に長い公園の南側には、ちょっとした水遊び場のようなところも。
小川の流れはこの先で馬込川へ注ぎます。
駐車場は北側(舗装・約60台)と中央付近の西側(未舗装・5~7台くらい)の2ヶ所あり、トイレは西側駐車場付近に設置されています。
利用料は公園も駐車場も無料です。※駐車場台数には限りあり

なお、公園内でのバーベキューは禁止です。
そして花火を行う際には、公園内に設置されている「花火をされる皆様へのお願い」案内板に書いてあるように、近隣の住宅に迷惑をかけないよう、夜9時以降は厳禁です。
細かな注意事項になりますが、水の用意をする・ロケット花火はしない・花火を人や家や木に向けない・公園施設を傷つけない、を守り、後始末をしてゴミはお持ち帰りくださいね。
小川は意外と長いので、私が入ったところ以外でも水遊びが楽しめますよ。
公園の様子をここよりも少~しだけ詳しく書いたので、ご参考にどうぞ▼
浜松市役所公式サイト内の馬込川上島緑地の公式サイト(外部リンク)
竜ヶ岩洞の足水(ようきた洞)

浜松市郊外・旧北区にある東海地方屈指の鍾乳洞・竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)の出入り口近くでは、10月31日まで無料で足水が楽しめます。
足水が楽しめるのは天然冷風浴「ようきた洞」内。入り口からスロープと階段を使って下ります。

くるくると螺旋状に下る様子は、その昔、武蔵野台地などに数多く掘られた井戸の一種「まいまいず井戸」のよう。
一段いちだん下り進めると、徐々に冷たい空気が身体を包むのが分かります。
それもそのはず、洞内に吹く風は天然の冷風で約18度。地表から5メートル深い場所にあるうえに、竜ヶ岩洞内から流れ吹く冷風効果も相まって、天然のクーリングスポットなんです。

快晴の週末ともなれば涼みに来た方で足水はいつにも増して人気スポット。足水の平均水温はなんと17度! ステンレス製のベンチに腰掛けて利用します。

七夕が近付くと洞内には吹き流し飾り等の演出が行われるため、足を水に浸しながら見上げて楽しむ方の姿も。七夕飾りは日差しを浴びてキラキラとまぶしいくらい。
もちろん私は足水に浸かりながら撮影しました。冷たくって気持ちイイ♪

足水の年間平均水温は17度ほど。竜ヶ岩洞内にある「黄金の大滝」の水が流れ込みます。
「黄金の大滝」に流れ落ちる水は降雨量と関係していることから、雨天の増水時は中止になります。
その水がどこからやってくるのかと言うと、それは上の画像の場合、中央上部の岩とやや右斜め上にある岩との間から。
降雨量の具合がちょうど良い感じの時は、エメラルドブルーに見える透き通った水が足水へ流れ込むのです。
洞内の水なんだもん。冷たいわけですよね。
ちなみにこの水は神宮寺川に注ぎます。詳しくはこちら▼の記事をごらんくださいね。

足が冷えた後は売店内のマテリアで自家製ジェラートを頬張り、身体の中までひ~んやり。
この日は28年間続いた竜ヶ岩洞のイベント「ほおずき市」最終年だったため、限定品の「ほおずき味」に。思っていたよりも苦味はなく、美味しくいただきました。
マテリアでは、定番フレーバーから季節限定品まで、さまざまなジェラートが味わえると人気です。
竜ヶ岩洞の公式サイト(外部リンク)
道の駅くんま水車の里(建物裏側を流れる阿多古川)

浜松市北部・天竜区にある「道の駅くんま水車の里」では建物裏側を流れる阿多古川で水遊びができます。
阿多古川は水質がとても良く、2008(平成20)年に環境省が選定した「平成の名水百選」に選ばれるほど。
夏になると涼を求め川遊びをしたい方で賑わいます。
平成の名水百選・阿多古川のページ(外部リンク)

阿多古川へは建物をぐるりと回り、階段状になっている岸辺を下ります。岸辺の一部は下りやすいようになっているので私はここから下りました。
ここは建物の脇に水車があることから「水車の水辺」と呼ばれています。

子どもの頃に何度か阿多古川で遊んだことがありますが、それはここではなくて別の場所だったため、水車の水辺へはこの時が初めて。「くんま水車の里」へは何度か来たことがあるのにね。
建物裏側を流れる阿多古川の川幅はそれほど狭くなく広すぎず。流れは緩急あるけれど、見た限りではそれほど深さもない様子。
ここなら夏に遊べるよね♪ 木立も適当にあるし、サワガニも絶対にいるっっ!

…と、思った方に川遊びの際の注意点を。
雨が川遊びをする場所の周囲では降っていなくても、上流部で降雨があると時間差で河川の水量が増えるため、急に水量が増えることも。増水には充分お気をつけください。
また、石で足を滑らせて転ぶのにも要注意です。
私は転ぶ可能性が否めなかったため、この日、川に入るのは止めました…。水はとっっても冷たかったです。

川遊びの注意事項として道の駅くんま水車の里の公式サイトには
※小さなお子様が川で遊ぶ際は必ず保護者が同伴し、目を離さず安全に努めてください。
ともありました。
子どもの頃に母方の祖父宅敷地内を流れる沢や阿多古川で遊んでいた身としては、納得しまくりです。


川遊びでお腹が空いたら、五平餅や鹿肉カレーをどうぞ。
物産館・ぶらっと(売店)では五平餅(土日祝日限定・当たりくじつき)やソフトクリームが、食事処・かあさんの店では鹿肉カレーや舞茸天ぷらそばなどが味わえます。
営業時間内に立ち寄ってみてくださいね。
くんま水車の里の施設内容を浜松・浜名湖だいすきネットに書きました▼
四季折々楽しめる憩いの道の駅「くんま水車の里」の魅力に迫る(浜松・浜名湖だいすきネット)(外部リンク)
道の駅 くんま水車の里の公式サイト(外部リンク)
基本情報
・はままつフラワーパーク公式サイト(外部リンク)
・浜名湖ガーデンパークの公式サイト(外部リンク)
・馬浜松市役所公式サイト内の馬込川上島緑地(馬込川みずべの公園)(外部リンク)
・竜ヶ岩洞の公式サイト(外部リンク)
・道の駅 くんま水車の里の公式サイト(外部リンク)
涼を求めて浜松市内を南へ北へ。水が楽しめる・水と戯れることができる無料スポットで楽しい夏の一日を!